家庭で気をつけたい食中毒の予防について

  • 2020.07.27
目次

     梅雨が明けるともに気温も上昇し、食中毒の原因となる細菌の動きが活発となります。食中毒は、食品の保管・取り扱い状況の不備、手洗いが不十分な場合などに家庭でも発生します。今回のピカラダでは、政府広報オンライン『食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント』を参考に、家庭で気をつけたい食中毒の予防についてお知らせします。

     細菌による食中毒は夏場(6月~8月)に多く発生し、室温(約20℃)で活発に増えていきます。そして、体温ぐらいの温度や35~40℃で増え方のスピードが速くなります。食中毒の原因である、細菌(O-157、O-111、カンピロバクター、サルモネラ属菌など)や、冬期の食中毒で多いノロウイルスは、私たちの目には見えませんが、人の手や台所のシンク周囲に付着していることがあります。

     食材では、肉や魚などに細菌やウイルスが付着しやすく、その他、台所の食器洗浄用のスポンジ、まな板にも食中毒の原因となる細菌・ウイルスが付着しやすいので、清潔に留意して感染予防に努めましょう。特に、モノに触る機会が多い人の手は、食中毒の原因となる細菌やウイルスも付着していることがあります。手洗いが不十分なまま、その手で食べ物や食器・調理器具に触れることで、細菌やウイルスによる汚染が起こります。汚染された手や食べ物などが口から入ると感染し食中毒を起こしますので、注意が必要です。

    食中毒予防の3原則

     食中毒の原因は、細菌やウイルスが食べ物とともにからだの中に入って感染し発病します。食中毒を予防するためには、

     <細菌の場合>

     ・細菌を食べ物に「つけない」 ➨ 洗う!分ける!
     ・食べ物に付着した細菌を「ふやさない」 ➨ 低温で保存する!
     ・食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」 ➨ 加熱処理!

    以上の3点が、予防の原則です。

     <ウイルスの場合>

     ウイルスは、食品の中では増えず、食品や調理器具に付着した少ないウイルスから食中毒を発病します。ウイルスを食品に「つけない」ためには、

     ・調理場内にウイルスを「持ち込まない」 ➨ 健康状態の把握・管理!
     ・食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」 ➨ 手洗い、定期的な消毒・清掃!
     ・食べ物にウイルスを「つけない」 ➨ 洗う!分ける!
     ・付着してしまったウイルスを「やっつける」 ➨ 加熱処理!

    という、4点が、ウイルスによる食中毒予防の原則です。

     

    正しい手洗いで食中毒を予防しましょう!!

     食中毒の予防に大切な“手洗い”は、水で洗うだけではなく、せっけんを使って、爪の間や親指、手首まで正しい方法で手を洗いましょう。手を洗うタイミングは、

     ・調理の前に石けんで丁寧に手を洗う
     ・肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指を洗う
     ・調理の途中で、トイレに行ったり、鼻をかんだりした後
     ・おむつを交換したり、動物に触れたりした後
     ・食卓につく前、食べる前に石けんで手を洗う
     ・残った食品を扱う前にも手を洗う

    “食品を購入して食べるまで”に行う食中毒予防の6つのポイント

     食中毒は家庭の中で予防を行うだけでなく、食品を購入するお買い物の段階から、調理を行い食べるまでの各段階で注意が必要です。下記、6つのポイント「食品の購入(買い物)」「家庭での保存」「下準備」「調理」「食事」「残った食品」のイラストを参考に、家庭における食中毒の予防を行いましょう。

    【参考・引用資料】

    政府広報オンライン『食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント』

    https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html

    家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(動画)

    https://www.youtube.com/watch?v=TI03jn2ElbU

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    監修: 飯塚病院

    1918年の開設以降、“まごころ医療、まごころサービス”をモットーに福岡県筑豊地域のメディカルセンターとして診療活動を行っています。
    ベッド数は1,000床以上、診療科数は40以上で、毎日約900人の入院患者さんと約1,800人の外来患者さんを診療しています。地域がん診療連携拠点病院や救命救急センター、災害拠点病院、福岡県総合周産期母子医療センターなどに認定されており、幅広い疾患の診察と治療に当たっています。

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