アレルギー外来|小児科|飯塚病院

アレルギー外来

近年、3人に1人は何らかのアレルギー疾患を有していると言われています。

当院ではかかりつけ医や小児アレルギー専門病院、学校、幼稚園、保育所などと連携を図りながら、アレルギー症状の急性期、症状増悪時の治療、治療方針決定のための検査、コントロールの悪い患者さんへのご指導、集団生活における生活の質の改善・予防などの啓発を行っています。

代表的なアレルギー疾患

気管支喘息
喘息発作は気道が常に炎症を起こしているため、気道が過敏になって起こります。喘息発作そのものが喘息を悪化させるもとです。普段から発作を起こさない治療が一番大切です。
夜ぐっすり眠れて、昼間しっかり運動できる状態にコントロールできるような治療を目標にしています。
当院では、アレルギー学会による気管支喘息治療・管理ガイドラインに基づき、重症化を予防するための早期診断・早期治療を行い、抗ロイコトリエン拮抗薬、吸入ステロイド剤を積極的に使用し、患者さんの生活の質の改善を実践しています。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はかゆみが強く寛解・増悪を繰り返す病気です。かゆみにより睡眠が妨げられたり、学校生活で集中力の低下など学業不振などの原因になります。
治療の原則は湿疹が起こる原因をなくし、保湿剤中心にスキンケアを徹底して皮膚のバリア機能を調整し、必要時にステロイド剤外用で皮膚の炎症を抑えることです。
当院では、総合病院である特徴を生かし、スキンケア指導や外用剤の選択など、当院皮膚科と連携しながら治療をすすめています。またステロイド剤使用に不安の強い患者さんには、体質改善などご希望に応じて漢方診療科とも連携して治療をすすめております。
食物アレルギー
食物アレルギーで大切なことは、正しい診断に基づき食物の除去を最小限に抑えることです。アトピー性皮膚炎・じんま疹=食物アレルギーではありません。特に乳児の食物アレルギーは消化管の消化吸収が未熟な1歳頃までがピークと言われ、その後消化吸収機能の発達や免疫力の発達により2・3歳頃までには、食べても症状がでなくなるお子さんがたくさんいます。これを『耐性の獲得』と言います。
当院では、耐性獲得の時期、除去食の解除の時期など、血液検査の結果をもとにご指導しております。ご希望に応じて、耐性獲得の確認のための経口負荷試験を入院管理で行うことも可能です。
アナフィラキシーの既往のある重症度の高い患者さんについては、必要に応じて小児アレルギー専門医が常在するアレルギー専門病院をご紹介し、受診していただいております。
エピペン処方の適応のあるお子さんには、当院でも処方ならびに使用方法のご指導などの対応が可能です。
卵アレルギーのため、かかりつけ医でMRワクチン、インフルエンザワクチンを接種できないお子さんについては、かかりつけ医の紹介状と直近のアレルギー検査データを持参していただき、完全予約制で当院において接種させていただいております。
アレルギー性鼻炎
アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。そのアレルゲンには、スギやヒノキなどの花粉、ハウスダスト、ダニ、ペットのフケなどがあり、薬物療法(対症療法)とアレルゲンの除去・回避を組み合わせて治療を行います。症状や体質によって使用するお薬の種類は異なり、中等症・重症の場合には当院耳鼻咽喉科・眼科とも連携して治療をすすめております。
増加と若年化の一途をたどるアレルギー性鼻炎に対する新しい治療として、当院では舌下免疫療法を行っております(予約制)。アレルゲンを少量ずつ投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。これまでの治療は対症療法が中心でしたが、根本的な体質改善が期待できる治療です。当院で治療導入後に、通院しやすい近隣のかかりつけ医(処方可能な医療機関)で継続していただくことも可能です。お気軽にご相談下さい。

アレルギー性鼻炎

舌下免疫療法
舌下免疫療法の適応は
12歳以上でスギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎でお悩みの方です


◇ 舌下免疫とは
アレルギーの原因となるアレルゲンを舌の下に少量から投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。

◇ 期待できる効果は?
期待できる効果
アレルギーが起きないように体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善を期待する治療法です

◇ ご理解いただきたいこと
■アレルゲンを投与することから、アレルギー反応がおこる可能性があり、まれに重篤な症状が発現する可能性があります。
■数年にわたり継続して服用します。(3年以上推奨)
■すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
舌下免疫療法にご興味のある方、
詳しい説明をお聞きになりたい方は遠慮なくご相談ください。
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
多くは小学校高学年から中高生におこる食物アレルギーの特殊なタイプです。運動時のじんま疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックで発症します。
主に小麦、エビ・カニの甲殻類など原因となる食物を食べただけでは症状はでませんが、食後に運動することにより、じんま疹、呼吸困難などの症状が起こります。
当院では、原因となる食物の検査と、症状が出たときの対処方法についてご指導しております。