飯塚病院TOP > 医療関係者の皆さまへ > スタッフ募集 > 後期研修医 > 後期研修医指導方針 外科系ローテート

スタッフ募集 後期研修医指導方針

<各科の研修内容>

心臓血管外科 泌尿器科 外科 小児外科 耳鼻咽喉科 眼科
整形外科 麻酔科 脳神経外科 皮膚科 産婦人科  

※未掲載の診療科に関しましては、今後、随時追加していきます。

外科系ローテート

<飯塚病院外科系後期研修(シニアレジデント)の基本概念と特徴>

 医師は所属科の如何にかかわらず、全人的な治療が行える事が要求されている。
 今般我々飯塚病院外科系後期研修プログラム責任者は、かのハルステッドが優秀な医師を育てるべく心血をそそいで確立した外科系医師のレジデント制度を尊重し、後期研修者がその希望と将来像を重視しながら特にチーム医療が重視される外科系医療スタッフから強い信頼を得つつ自己研鑽し教育できるシステムを構築しました。当院外科系後期研修の特色は、かつてビルロートのもとで消化器外科の研鑽を積みつつ甲状腺外科を切り開いたミクリッツやコッヘル、乳がんやヘルニアの治療に貢献したハルステッドの弟子であるクッシングが脳外科を開拓するとともに整形外科医コドマンと協力して麻酔チャートを初めて作り上げたこと、ミクリッツはまた眼科医シェグレンと共通の研究テーマをもって診療や研究にいそしんだこと、さらには胸部外科の開拓者であるザウエルブルッフを別の観点で刺激し育てた事、さらに先述したコドマンは医療の成功例のみならず失敗例にも目を向け自分たちのした医療行為が本当に患者の役に立ったのかどうかという最終結果について、『役に立たなかったとすればそれは何故なのか』を調べ診療の改善に役立てる」という「エンド・リザルト」システムを提唱(いわゆるpeer review)してアメリカの医療水準の向上に多大な貢献をしたこと、ティールシュは直腸肛門外科のみならず植皮や皮弁を応用した治療をおこなったことは皆さんのよく知るところです。過去において外科系の医師達は頭部から直腸にいたる全ての内臓疾患や筋骨格の治療にわたって広範囲な診断・治療に携わってきました。確かに現在はそれぞれの外科系各科に専門分化し先進医療がなされるようになってはきましたが、そのルーツは同じなのです。日本の医療は専門分化が珍重され、多くの医師が技術・知識・マニュアル偏重の特殊技能を尊重し勝ちで、隣接する医局や診療科の存在が近くて遠い存在になっているのが現状と言えるでしょう。古より外科医は全身を診て、そして局所対応してきました、これからもこの原則は変わらないと考えます。したがって飯塚病院外科系研修では外科系医師の原点に立ち帰り、外科医の誰もが考え実践していた診療科横断的な基本的考え・手技・処置を重要視して、外科系医師を目指す諸君にはこれらの基本概念や技術を習得しながら、それぞれの医師が目指す専門分野に入っていただきたいと考えています。その窓口として総合外科(外科系後期研修プログラムの責任科)を創設いたしました。

<当院の外科系後期研修プログラムの概要>

 初期臨床研修を終了しプライマリケアの初歩を学んだ医師のみならず、それぞれの診療科である程度の研鑚を既に積んで来られた医師をも対象として、自ら欲する外科系診療分野の専門的な知識・技術やを学んでいただくために、われわれプログラム責任者と詳細に話し合い、その方の能力や希望を反映した研修プログラムを個別に作っていきます。後期研修期間は原則として3年間を考えていますが、麻酔科ならびに一般外科・関連科の修練をお勧めします(総合外科的発想)。高齢化・合併疾患の多い現在、患者さんの全身管理や一般外科の基本手技や概念をしっかり身につけておくことは全ての外科系医師にとって重要と考えるからです。具体的な指導・教育は原則として屋根瓦方式を採用し、実り多い後期研修を送って頂くとともに当院の頼もしき戦力としても活躍していただきます。

 下にプログラムの具体例を示します。

A医師初年度2年次3年次
外科志望消化器・乳腺外科救急心外呼外麻酔科外科児外
B医師初年度2年次3年次
心外志望心臓血管外科麻酔科外科外科児外 循環器心外
C医師初年度2年次3年次
レディース医療乳腺外科麻酔科泌尿器科 産婦人科 乳腺外科
D医師初年度2年次3年次
麻酔科志望麻酔科 外・児外循環器希望科麻酔科
E医師初年度2年次3年次
眼科志望眼科耳・脳希望科麻酔科眼科
F医師初年度2年次3年次
救急部志望救急部外科整・脳麻酔科 救急部(外科)
総合外科(外科系後期研修プログラム責任者)
Ⅰ.調 憲(プログラム責任者:消化器外科部長)
Ⅱ.中塚 昭男(プログラム副責任者:救急部医長・救急外科・外傷外科)
Ⅲ.長家 尚(プログラム顧問:外科管理部長兼副院長)
Ⅳ.松山 博之(プログラム顧問:外科手術部門長兼麻酔科部長)
このページの一番上へ