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009.竜骨(リュウコツ)・牡蛎(ボレイ):生薬シリーズ

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 漢方薬に含まれている生薬には、こんなものが効くのか?と思うようなものがあります。竜骨、牡蛎もそんなものの一つではないでしょうか。

 竜骨は新生時代の哺乳動物の化石化した骨で、牡蛎はその字が示すようにカキの殻です。両者の代表的な効能に鎮静作用があり、驚きやすい人、お腹の動悸が胸に突き上げて不安発作が起きるような人、そのような人にしばしば竜骨・牡蛎が含まれた処方が使われます。

 主成分は炭酸カルシウム。調べたところによると、炭酸カルシウムは水にはほとんど溶けないとのこと。漢方薬を煎じる時、竜骨・牡蛎が触媒のような作用をして他の生薬から物質が抽出されるのか、はたまた、未知の物質が解け出ているのか、想像力をかきたてられます。ちなみに、ハマグリの貝殻は文蛤(ぶんごう)と呼ばれ、これを粉にしたものが口渇の激しい時に用いられると古典に記載があります。文蛤の主成分も炭酸カルシウムですが、鎮静作用はありません。
竜骨(リュウコツ)の写真 竜骨(リュウコツ)の写真
↑竜骨(リュウコツ)↑
牡蛎(ボレイ)の写真 牡蛎(ボレイ)の写真
↑牡蛎(ボレイ)↑

掲載日:2010年2月19日

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