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007.山椒(サンショウ):生薬シリーズ

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 「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざにもあるように、山椒の実には特有のピリッとした風味があり、古くから香辛料として用いられてきました。うなぎの蒲焼や麻婆豆腐には欠かせませんし、七味唐辛子に含まれる7種類の原料の一つでもあります。また山椒の木はすりこぎ棒の材料として昔から用いられており、すりおろす際にわずかに食品に混ざります。山椒には健胃・駆虫などの薬効があるとされ、山椒のすりこぎ棒ですりおろした料理には、胃腸の働きをよくしたり寄性虫を予防したりする効果が期待できるかもしれません。

 さて、山椒を含む漢方薬で有名なものに大建中湯があります。大建中湯は、開腹手術後などに腸の動きが低下するのを防ぐ目的でよく用いられますが、逆に腸の動きが亢進した下痢に対して有効であったとの報告もあります。このように漢方薬は同じ薬が、逆の病態に効果を発揮することがあり、まさに「驚き、桃の木、山椒の木」といったところでしょうか。
山椒(サンショウ)の写真 山椒(サンショウ)の写真

掲載日:2009年12月11日

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