vol.2 入室した瞬間から診察が始まっている:漢方ファン
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はじめに
| 前回の『漢方ファン』では、「望診(ぼうしん)」「聞診(ぶんしん)」「問診(もんしん)」「切診(せっしん)」について説明しましたが、今回は受診時の注意点についてもう少し詳しく紹介させていただきます。長く受診をされている方も、もう一度ご確認ください。 |
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受診時の注意点 |
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| 望診 |
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動作・歩き方、顔色・頭髪、舌・口唇・ 歯ぐき、皮膚・爪の状態を診ていきます |
| × |
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厚化粧、マニキュア
(顔の色、艶、張りをみますので、できるだけノーメークが好ましい) |
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| 聞診 |
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言語・音声、呼吸音、体臭、便臭・胃腸の音 |
| × |
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コロン、香水 |
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| 問診 |
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主な症状のほかに、冷えや熱感、食欲、のどの渇き、大・小便の状態、汗・月経の状況などを聞きます |
| ☆ |
… |
全身状態の把握のため 病状と関係のない事にもお答えください |
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| 切診 |
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脈診・腹診・舌診 |
| × |
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診察直前の食事 |
| × |
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舌みがき(舌や苔の色、形状をみます) |
| × |
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パンスト、ガードル、ボディースーツ
(腹の硬さやしこり、足の冷えやむくみなどをみます) |
| ☆ |
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脚の診察があるため膝までまくれるようなズボンにして下さい |
| ☆ |
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靴下などは脱いで診察室へお入りください |
| ☆ |
… |
診察前に時計は外して下さい
(脈の速さや強さ、リズムをみます。片方 または両手) |
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先生からの一言 |
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「私も漢方薬をのんでいますU」 |
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漢方診療科 久保田 正樹 |
| 数年前に電車に乗っていて急に右の背中とお腹が痛くなり、立っても座ってもいられなくなった事がありました。その後血尿が出て、尿管結石と診断されました。鎮痛剤の注射を受けましたが、横になって休んでいても痛むので、座ったり歩き回ったりして気をまぎらわせていました。結石の痛みは石が尿管の中を移動するたびに間欠的に起こり、排出されるまで続きます。石が小さく外科的治療が必要のない場合は、西洋学的には結石排出促進剤(ウラジロガシという生薬由来の薬剤)や鎮痙剤が使用されます。漢方薬では、芍薬甘草湯と猪苓湯が有名です。芍薬甘草湯は腸管、骨格筋の筋攣縮に効果があり、足のこむら返りなどに使用されますが、お腹の痛みにも良く効きます。私も夜に寝ていて結石の痛みが出たときは、芍薬甘草湯をすぐ飲んでしばらく横になっていると痛みが和らぎ、また眠ることが出来ました。猪苓湯は膀胱炎症状や下腹部が熱く感じられる症状に使用されますが、結石でも使用され、飲み続けることで、大きな腎結石が消失することもあるそうです。 |
飯塚病院
漢方診療科 2007年9月 |
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