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vol.1 漢方の診察方法(その1):漢方ファン

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はじめに

 漢方診療科の診察が始まって16年目を迎えました。最近では、外来受診される患者様は1日平均100名前後となり、少しずつ地域のみなさまに漢方を身近に感じていただいているのではないでしょうか。
 食生活の変化やストレスにさらされる機会の増加など、日本人のライフスタイルが大きく変わってきました。健康こそは日々を豊かに送る基本です。漢方薬はそれをサポートしてくれる、一つの要素と言えるでしょう。
 今後、みなさまにもっと漢方を身近に感じ、漢方のファンになって頂けたらたらと思い 『漢方ファン』 を創刊することにいたしました。ご意見、ご要望を参考に、みなさまの健康増進に役立つような、『漢方ファン』を作っていきたいと思います。

今回は、漢方の診察方法のご説明をいたしましょう。
 診察室に入室したときから、診察は始まってます。治療方針を決定する4つの診察方法 「望診(ぼうしん)聞診(ぶんしん)問診(もんしん)切診(せっしん)」 によって、全身のバランスを判断し、治療します。
望診(ぼうしん)
望診(ぼうしん)

チェックポイント

顔色・粘膜や爪の状態
姿勢・動作
舌の状態(舌診)
聞診(ぶんしん)
聞診(ぶんしん)

チェックポイント

声の調子
咳や呼吸音
胃腸の音
分泌物などの臭い
問診(もんしん)
問診(もんしん)

チェックポイント

発熱・ほてり・冷え
さまざまな自覚症状
発汗・月経・便通・尿量など
切診(せっしん)
切診(せっしん)

チェックポイント

脈の状態(脈診)
腹部の状態(腹診)

先生からの一言
「私も漢方薬を飲んでいます」
漢方診療科 宮坂 史路

 病名がつかないような日常な体の不調に使って効果があるのが漢方薬の魅力のひとつです。私の場合をお話しましょう。私は数年前から突然に胸の痛みが起こることがたびたびありました。かなり強い痛みでのどや背中まで痛くなっていました。初めは心臓が悪いのかなと思って心電図をとってみましたが異常はありませんでした。30分くらい休んでいると良くなります。
 ある時、人参湯という漢方薬を飲んでみたところ5分もしないうちにスーと胸の痛みが良くなりました!!人参湯はお腹や胸が冷えている時に使う薬ですが、私の場合は胸が冷えていたんでしょう。以来、私の常備薬になっています。このように漢方の良さを日々実感しています。

飯塚病院 漢方診療科 2007年4月

飯塚病院 漢方診療科
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