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【34本目】現代医学と上手に併用:コラム・漢方道場

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 片手だけでもはさみで紙は切れますが、反対の手も使えるとそれは便利です。両手の形は似ていて合わせることは出来ますが、決して同じではありません。

 難しい病気も増え、現代医学と漢方を併用することが多くあります。例えば、糖尿病での血糖コントロールはインシュリンなどが効果的ですが、長期に漢方治療を併用すると、糖尿病の合併症、特に腎障害の進行を遅らせることが出来るというデータがあります。

 最近は機能不全に陥った臓器の移植も行われるようになりましたが、全身の血管は入れ替えが困難です。血の流れを良くする桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は動脈硬化の進展予防に有効です。

 ウサギはコレステロールに弱い動物です。コレステロールの多い餌で飼育すると、2か月後にはひどい動脈硬化になります。ですが、餌に桂枝茯苓丸も混ぜて飼育すると、動脈硬化が半分程度に抑えられたという報告があります。

 漢方薬を飲み始めて、それまで飲んでいた西洋薬を全て止めてしまう方がおられますが、それは危険です。全体の状態を診て徐々に減らしていくのが理想です。また、早期がんで治癒が見込まれる場合は、漢方治療よりも手術が第一選択でしょう。

読売新聞福岡県版(2009.01.18付)

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