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最近よくメタボリックシンドロームと聞きますが、本当は「貪(むさぼ)りックシンドローム」ではないでしょうか。
そこで、私たちは玄米菜食を基本とした和漢食(わかんしょく)というものを、特に炎症性疾患の治療食として活用しています。現代医学では、入院すると「安静、保温、栄養」が基本ですが、漢方では「運動、保温、少食」を推進し、結果としてかなりの方がそれなりにスマートになってお帰りになられます。
身体を冷やす食べ物(陰性食品)、すなわち生野菜、果物などの生もの、酢、砂糖の摂(と)りすぎは身体を冷やします。特にこの時期、柿を食べて関節が痛くなったという方がおられます。冷やす作用の強い柿については、「柿厳禁」です。
クーラーや冷凍・冷蔵庫、自家用車の普及等で、冷えている人が多く、「地球は温暖化、現代人の身体は氷河期」と言えるでしょう。
漢方には、「上工(じょうこう)は未病(みびょう)を治す」という言葉があります。本当に腕の良い医者は、病気になる前の状態(未病)を治療するので病気に進むことはない、という意味です。
そこで私たちの施設では、玄米菜食メニューを職員向けには職員食堂で、一般の方には人間ドックの一部で体験できるような啓蒙活動に取り組んでいます。
読売新聞福岡県版(2008.12.15付) |