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【29本目】効果判定後に続けて服用:コラム・漢方道場

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 「漢方薬は長く飲まないと効かない」と、よく言われます。でも、風邪の治療に3か月もかかっているようではいけません。

 風邪の時は、その場でエキス剤をお湯に溶いて飲んでもらい、約15分後に効果判定するということを時々します。15分もすると、悪寒が楽になり、あるいは咽(のど)の痛みが軽くなりといった良い反応が見られれば、その薬が合っていると判断します。

 慢性の病態でも薬が合っていて、1、2週間服用すれば、何か良い兆候が見られるはずです。合わない薬を我慢して飲んでいたという方もおられますが、一方で1日だけ飲んで不快感が出現し、その後、飲まずに予約日まで待った方もおられます。飲まない薬とチューブから出ない塗り薬は効きません。

 通院中の方は薬を飲んで不快な症状が出た場合、まずは電話等でご相談下さい。とはいえ、三日坊主という言葉もありますので、3日くらいは続けてほしいものです。

 アトピーの男の子。それまでは皮膚の乾燥が主体で、元気をつける黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)を投与していましたが、次の診察までに状況が一変。ジクジクと滲出液(しんしゅつえき)が顕著です。消風散(しょうふうさん)を処方したところ、徐々にジクジクは改善しました。変化に応じた対応を逐機(ちっき)といいます。

読売新聞福岡県版(2008.11.17付)

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