診療科のご紹介
部長 中塚 昭男
TEL 0948-29-8003(救命救急センター直通)
FAX 0948-29-8045(救命救急センター内)
診療科の特徴
救命救急センターの診療には、飯塚病院職員全員で取り組んでいます。このうち救急部は、救命救急センターに救急搬送される患者さんの治療がスムーズに進むよう、またこのうち数%である重症患者さんの治療の質を上げるため、スタッフ一同、日夜努力しています。飯塚病院の中で救命救急センターの核として、また潤滑油として働く部署と考えて頂ければ結構です。
現在、救急部はスタッフ6名、専修医3名、研修医ローテート2~3名の陣容です。24時間365日救急車で搬送される1日約20人の患者さんの初期診断、初期治療を主に行い、院内の各科専門医に引き継ぎます。各種疾患、病態に対応するため、幅広い知識を必要とし、急変に対し臨機応変に対応します。平成20年は7,104件と、全国でも最大規模の救急搬送患者を受け入れており、飯塚地区の56%(半分以上!)、筑豊地域の33%(3分の1)の救急搬送を受け入れていることになります。現在、全国で問題となっている救急車の受け入れ拒否に関しては、約3%と非常に少なく、まさに「筑豊地域の最後の砦」としての役割を果たしています。この背景として、多くの近隣2次医療機関の先生方に、救命救急センターからの入院(転院)を受け入れて頂いていることが挙げられ、大変感謝しております。
また、多発外傷や重症中毒など多臓器の障害を持ち、各科専門医では対処が困難な急性病態の患者の入院治療も担当します。集中治療室(ICU)および高度治療室(HCU)の管理も行い、NSTやRST(呼吸サポートチーム)活動を通じて、入院患者の栄養管理、呼吸管理サポートも行っています。
特に外傷診療に関しては、外科系スタッフの充実を図り(現在は外科専門医3名)、多発外傷や重症外傷を積極的に引き受けています。ガイドラインを基盤として独自に開発した外傷カルテを用い、誰もが標準的な外傷初期診療ができるよう工夫しています。平成20年には172例の多発外傷患者の入院と、91例の軽症外傷患者の経過観察入院を担当しました。また、外傷症例に対する緊急開腹術も15例行いました。この地域で1人でも多くの重症外傷患者を救命し、“防ぎえた外傷死(preventable trauma death)”をなくすことが目標です。今後益々研鑚を積み、外科系各科と協力しながら外傷外科の更なる充実を図るとともに、外傷外科医の育成に努めたいと思います。
今後とも地域の先生方と協力し、安心して住める地域作りを目指し、レベルの高い救急医療体制を築き、地域の活性化に貢献したいと考えています。関東や関西の救命救急センターに負けず劣らず、「筑豊地域を日本で最も救急医療の進んだ地域にしよう!」をスローガンに、日本一の救命救急センターを目指してスタッフ一同精進していく所存です。多発外傷や急性呼吸不全、急性循環不全、代謝不全、重症熱傷、中毒などお困りの症例がありましたら、気軽に御相談下さい。
救急部News&Topics
平成19年8月に、救急部スタッフが厚生労働省から災害医療のエキスパートである日本DMAT(Disaster Medical Assistance Team、災害医療派遣チーム(1チーム5名))の認定を受け、平成20年2月には筑豊地域唯一の福岡県DMATの指定も受けました。さらに、平成21年1月にはDMATメンバー2チーム目が認定を受け、統括DMATである鮎川救命救急センター長を含めて、現在は総勢11名となりました。
「09年7月中国・九州北部豪雨」災害では、初のDMAT派遣要請があり、DMATメンバーが現場に出動し医療行為を行ってきました。また、日頃から数多くの災害訓練に参加し、消防・警察との連携を深め、派遣の準備・訓練に努めるとともに、院内スタッフにも災害医療の教育を行い、災害医療体制の充実に努めています。今後は、地域の医療従事者への災害医療教育や、一般市民に対しても災害医療を啓蒙していく予定です。万が一、この地域に大規模災害が発生しても、被害を最小限に食い止められるような体制を整えていきます。日本一安全な地域作りを目標に、日々精進していきたいと思います。
スタッフ紹介
鮎川 勝彦 |
S56年卒
専門分野救急・集中治療 認定医・専門医・指導医認定医・専門医・指導医救急科専門医、日本集中治療医学会専門医、JATECインストラクター、TNT講師 |
中塚 昭男 |
H5年卒
専門分野外傷外科・救急外科、災害医療認定医・専門医・指導医日本外科学会専門医、救急科専門医、DMAT隊員、TNT講師 |
出雲 明彦 |
H6(H15)年卒
専門分野救急外科、心臓血管外科認定医・専門医・指導医日本外科学会専門医、救急科認定医、解剖認定医、ケアマネージャー、TNT講師 |
山田 哲久 |
H15年卒
専門分野頭部外傷・脳出血 |
田村 公二 |
H18年卒
専門分野一般外科 |
大田 静香 |
H17年卒
専門分野救急一般・漢方診療 |
小宮山 敬祐 |
H20年卒
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市村 研三 |
H20年卒
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大西 惟貴 |
H20年卒
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2008年診療実績
| ●入院患者総数 | 387名(通常入院 201名、一泊入院 186名) | ||
| 通常入院 201名 | |||
| ○ | 多発外傷 | 172名 | |
(頭頚部外傷 74名、胸部外傷 66名、腹部外傷 56名、四肢・骨盤外傷 81名(重複あり)) *緊急手術(全麻下)症例 15例、緊急IVR症例 8例 |
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| ○ | その他 | 29名(重症熱傷、中毒、CPA後など) | |










