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診療科のご紹介

呼吸器外科

部長 大崎 敏弘

TEL 0948-22-3800(内線:2206)

診療科の特徴

 飯塚病院呼吸器外科は平成14年より外科から分離独立しています。現在、大﨑 敏弘、小舘満太郎の呼吸器外科専門医2人のスタッフに前期・後期研修医が加わり、肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、膿胸、肺化膿症、肺結核などの炎症性疾患、自然気胸、胸部外傷、また重症筋無力症や手掌多汗症など多岐にわたる呼吸器・胸部全般の外科治療を行っています。
 平成20年の呼吸器外科手術は154例で昨年より約2割増加しています。うち胸腔鏡手術は70例(45%)に行っています。肺がん切除は73例で胸腔鏡手術は17例(23%)でした。例年に比較し進行例が多かったため胸腔鏡手術の割合が少なかったようです。肺がん手術例の術後在院日数は3~28日(中央値10日)で早期の社会復帰が可能です。2008年度日本胸部外科学会の全国調査では肺がん手術の手術死亡率、在院死亡率はそれぞれ0.4%、0.9%と報告されています。当科では手術死亡、在院死亡は認めませんでしたが、何らかの術後合併症は肺がん手術例の37%に認めました。より安全な手術を心掛けていくよう努力する所存です。  
 肺がん診療ガイドラインでは病期Ⅰ期肺がんに対する胸腔鏡手術はグレードC(行うよう勧めるだけの根拠が明確でない)に分類されていますが、手術創も小さく術後早期の段階では侵襲が明らかに軽減することは事実です。日本胸部外科学会の調査では肺がん手術の43%が胸腔鏡でしたが、各施設によりその適応は大きく異なります。また胸腔鏡手術と言っても、すべての操作を鏡視下で行う完全胸腔鏡下手術(Complete VATS)、小開胸と鏡視下を併用する胸腔鏡補助下手術(Hybrid VATS)など、その手技にも大きな違いが存在します。当科では個々の症例(進行度と全身状態)に合わせて、Complete VATSからHybrid VATS、標準開胸手術(約12~15cm程度の手術創)まで広く行っています。
 進行肺がんの治療成績は不良ですが、CTで淡いすりガラス状に描出される早期肺がんはほぼ100%完治が可能です。この様な早期肺がんは、現在の標準手術である肺葉切除とリンパ節郭清を行わずとも、縮小手術(部分切除や区域切除、リンパ節郭清の省略)で完治できる可能性があります。早期発見と低侵襲手術、積極的な縮小手術により、個々の患者さんにより適切でやさしい治療を行っていきます。

 

呼吸器外科News&Topics

●肺がんの早期発見と胸腔鏡手術

 当科は呼吸器・胸部全般の外科治療を行っていますが、特に肺がんの外科治療に力を入れています。CTで淡いすりガラス状に描出される早期肺がんはほぼ100%完治が可能で、低侵襲である胸腔鏡手術のよい適応です。また縮小手術(部分切除や区域切除、リンパ節郭清の省略)で完治できる可能性があります。Complete VATS(完全胸腔鏡下手術;すべての操作を胸腔鏡で行う手術)、Hybrid VATS(胸腔鏡補助下手術;小開胸と胸腔鏡を併用する手術)などを個々の病態に準じて使い分けています。早期発見低侵襲手術、積極的な縮小手術により患者さんに適切でやさしい治療を行っていきます。なお呼吸器外科専門医は福岡県に62人いますが、飯塚筑豊地域では当科の2人のみです。

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スタッフ紹介

大崎 敏弘

大崎 敏弘
(おおさき としひろ)

S61年卒
専門分野
呼吸器外科
認定医・専門医・指導医
呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医、日本外科学会専門医・指導医、日本呼吸器外科学会指導医、日本胸部外科学会指導医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本気管食道学会専門医、日本乳癌学会認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本呼吸器外科学会評議員、日本胸部外科学会九州地方評議員、日本呼吸器外科学会九州地区胸腔鏡インストラクター
小舘 満太郎

小舘 満太郎
(こだて まんたろう)

S63(H9)年卒
専門分野
呼吸器外科
認定医・専門医・指導医
呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医、日本外科学会専門医・指導医、日本胸部外科学会認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、肺癌CT検診読影認定医、日本肺癌学会九州支部評議員
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外来担当スケジュール

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2008年診療実績

手術件数
疾患名 件数 疾患名 件数
原発性肺癌 73 炎症性肺疾患 6
転移性肺腫瘍 10 膿胸 2
肺硬化性血管腫 1 胸壁膿瘍 2
縦隔腫瘍 8 頸部縦隔膿瘍 1
  胸腺腫 (3) 縦隔リンパ節腫大 2
  胸腺嚢胞 (2) 硬化性縦隔炎 2
  神経原性腫瘍 (2) 横隔膜ヘルニア 1
  縦隔内甲状腺腫 (1) 血胸 1
胸壁感染 1 気管支断端瘻 1
胸膜中皮腫 2 術後出血 1
胸膜腫瘍(胸膜中皮腫を除く) 3 呼吸不全 2
自然気胸 35 総数 154
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