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診療科のご紹介

消火器外科

部長 大崎 敏弘

TEL 0948-22-3800(内線:2206)

診療科の特徴

 飯塚病院呼吸器外科は平成14年より外科から分離独立しています。平成19年4月から、大﨑敏弘が呼吸器外科部長として赴任、さらに平成20年4月から小舘満太郎が赴任し、呼吸器外科は専門医の2人体制となっていますので、よろしくお願い申し上げます。
 呼吸器外科は、肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、膿胸、肺化膿症、肺結核などの炎症性疾患、自然気胸、胸部外傷、また重症筋無力症や手掌多汗症など多岐にわたる呼吸器・胸部全般の外科治療を行っています。 
 平成19年の呼吸器外科手術は130例でした。うち胸腔鏡手術は80例(62%)行っています。肺がん切除は64例で胸腔鏡手術は29例(45%)でした。肺がん手術例の術後在院日数は3~45日(中央値9.0日)で早期の社会復帰が可能です。2007年度日本胸部外科学会全国調査では肺がん手術の手術死亡率,在院死亡率はそれぞれ0.5%,1.0%と報告されています。当科では昨年度は幸いにも手術関連死亡はありませんでしたが,何らかの術後合併症は肺がん手術例の23%に認めました。少しでも術後合併症を防ぐ努力が必要と痛感しております。
 肺がん診療ガイドラインでは病期I期肺がんに対する胸腔鏡手術はグレードC(行うよう勧めるだけの根拠が明確でない)に分類されていますが,手術創も小さく術後早期の段階では侵襲が明らかに軽減することは事実です。讀賣新聞が行った2006年度のアンケート調査では肺がん手術の38%が胸腔鏡でしたが,各施設により適応が異なるためその頻度は0~100%で施設により大きく異なっています。当科では2cm以下のリンパ節転移がない臨床病期I期の肺がんは胸腔鏡手術を施行しています。一方,2cm以上またはリンパ節転移を認める肺がんでは根治性を考慮して開胸による標準手術を行っています。開胸と言っても胸腔鏡手術で用いる自動縫合器などを利用することで約12~15cm程度の手術創で可能です。

 飯塚そして筑豊地区の中核病院の呼吸器外科としての役割を果たせるように、周辺地域の先生方との連携を大事にした診療を行いたいと思っております。呼吸器外科に関することは何なりと遠慮なくご相談いただければ幸いです。

呼吸器外科News&Topics

●肺がんの早期発見と胸腔鏡手術

 当科は呼吸器・胸部全般の外科治療を行っていますが、特に 肺がんの外科治療に力を入れています。進行肺がんの治療成績は不良ですが、CTで淡いすりガラス状に描出される早期肺がんはほぼ100%完治が可能です。さらにこの様な早期肺がんは低侵襲である胸腔鏡手術のよい適応であり、現在の標準手術である肺葉切除とリンパ節郭清を行わずとも、いわゆる縮小手術(部分切除や区域切除,リンパ節郭清の省略)で完治できる可能性があります。
 飯塚そして筑豊地域を中心とした当院の医療圏45万人の中で肺がんの罹患数は年間300人程度です。早期発見と低侵襲手術により治療成績の向上に貢献できればと考えています。

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スタッフ紹介

大崎 敏弘

大崎 敏弘
(おおさき としひろ)

S61年卒
専門分野
呼吸器外科
認定医・専門医・指導医
呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医、日本外科学会専門医・指導医、呼吸器外科学会指導医、日本胸部外科学会指導医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本気管食道学会専門医、日本乳癌学会認定医、日本肺癌学会評議員、日本呼吸器外科学会評議員、日本呼吸器内視鏡学会評議員
小舘 満太郎

小舘 満太郎
(こだて まんたろう)

S63年卒
専門分野
呼吸器外科
認定医・専門医・指導医
呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医、日本外科学会専門医・指導医、日本胸部外科学会認定医、がん治療認定医、日本肺癌学会評議員
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主な検査・医療設備

 胸腔鏡や縦隔鏡をはじめ、肺移植以外のほとんどの呼吸器外科手術が可能な検査治療設備を整えています。日本胸部外科学会認定施設、呼吸器外科専門医合同委員会の基幹施設としても認定されています。
 当院には私たち呼吸器外科医が手術に集中できる充実した体制が整っています。肺癌の治療には、抗がん剤による化学療法や放射線治療、診断には気管支鏡検査や画像診断などが不可欠です。これらには経験豊富な呼吸器内科医、放射線科医の存在が重要です。また手術に際しては、複雑で経験が要求される開胸麻酔に熟練した麻酔科医、癌の手術には欠くことのできない術中迅速診断に即応できる病理医の協力が大切になります。また手術合併症の対策として重要な呼吸リハビリも充実しており、出来る限り早期の社会復帰に努めています。さらにハイケア棟も設立され、がん集学治療センター、外来化学療法室、最先端の放射線治療装置なども導入され、外科治療と併施した集学的治療が可能な施設・設備も充実しています。

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外来担当スケジュール

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2007年診療実績

入院患者数 136件
手術件数
疾患名 件数 疾患名 件数
原発性肺癌 64 胸壁腫瘍 4
AAH(異型腺腫様過形成) 2 自然気胸 32
転移性肺腫瘍 5 炎症性肺疾患 2
縦隔腫瘍 13 巨大肺嚢胞症 1
  胸腺腫 1 肺分画症 1
  胸腺癌 1 肺過誤腫 1
  胸腺カルチノイド 2 外傷 1
  胸腺嚢胞 3 胸膜炎 1
  心膜嚢胞 2 胸壁感染 1
  気管支嚢胞 2 肺瘻 1
  神経原性腫瘍 1 呼吸不全 1
  縦隔内甲状腺腫 1 総数 130
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