飯塚病院 救急部

文字サイズ

飯塚病院

当科の特徴

当科について

当科の特徴

役割

 当院救命救急センターは人口42万人の筑豊地区唯一の救命救急センターです。対象疾患は脳血管障害、虚血性心疾患、急性循環不全、急性呼吸不全、敗血症、急性腹症、開放性骨折、多発外傷、高度熱傷、中毒、産科危機的出血、乳幼児突然死症候群等、集中治療を必要とする様々な重症例です。

 我々センターの医師は、搬送された患者の状態を迅速に安定させ、さらにエキスパート揃いの各科医師とともに緊急手術、集中治療により救命を図っていくという役割を担っております。

 そのため、平時より各診療科との協力体制を構築することを心がけています。2015年には、「院内救急診療ガイドライン」を作成し、各診療科と救急部との併診体制を強化しました。

  各診療科それぞれが家の大きな「柱」であるとするならば、救急部はそれらを繋ぐ「梁」であると考えられます。各科医師と救急部医師とが補完的、双方向的に協力することにより、立体的で深みのある救急医療が展開されています。

体制

 当院救命救急センターでは救急部医師が24時間救急患者に対応しており、深夜においても院内外約30名の待機医師による診療体制を整えております。また、多くの患者が訪れる小児科診療については、地域の小児科の先生方の御協力を賜り、地域連携ささえあい小児診療を実施させて頂いております。

 以上のような活動のもと、当センターへの平成26年度の救急車搬送件数は8,662件に上り、全国の266箇所の救命救急センターのうち第20位の地位を占め、重症疾患に焦点を当てるとその順位はさらに上昇し、第13位と全国トップ5%に入ります。

年間救急車搬送件数

年間救急車搬送件数

全国救命救急センターにおける年間救急搬送件数の分布

全国救命救急センターにおける年間救急搬送件数の分布

救急車搬送症例

 当院救命救急センターには、脳血管障害、虚血性心疾患、急性呼吸不全、急性腹症、敗血症、多発外傷等の重症例を初め、常位胎盤早期剥離、分娩時子癇大発作等の産婦人科救急、乳幼児突然死症候群、全身III度熱傷、フグ中毒による呼吸停止、高エネルギー外力による心大血管損傷、顔面・体幹部杙創など、教科書でしか見たことが無いような様々な疾患が、昼夜を分かたず密度濃く搬送されて来ます。

≪搬送された疾患の一例≫

診療科 疾患名
内科 敗血症性ショック、DIC、ARDS
心臓血管外科 急性胸部大動脈解離(Stanford A、B)
形成外科 顔面外傷、複数指切断
産婦人科 常位胎盤早期剥離、産科的危機出血、分娩時子癇大発作、分娩時心筋症
小児科 小児心肺停止、乳幼児突然死症候群(SIDS)
皮膚科 全身Ⅲ度熱傷、気道熱傷、フルニエ症候群、ヤマカガシ咬傷
泌尿器科 膀胱破裂
口腔外科 頬部穿通創
中毒 フグ中毒による呼吸停止、覚醒剤中毒、農薬中毒
外傷 体幹部杙創、銃創、胸部刺創、剪刀による胸腹部刺創、剪刀による眼刺創、外傷性大動脈解離、外傷性肝損傷、外傷性膵炎、外傷性窒息、産婦人科重症外傷、小児科重症外傷

ATASシステム

 救急隊からのバイタルサイン、事故現場写真等の傷病者情報は、麻生情報システムと飯塚地区消防本部が共同開発した、救急業務総合支援システム(Ambulance service Total Assist System : ATAS)を通じて電送されて来ます。

救急現場からのATAS情報発信と受信する救命センター内の23インチモニター

救急現場からのATAS情報発信と受信する救命センター内の23インチモニター

ページの先頭へ戻る