飯塚病院 中央放射線部

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血管造影検査

血管造影とは

 カテーテルから、血管内に造影剤を注入し、X線画像上に血管を表示させる方法です。主に血管の形状や血液の流れを調べます。
 当院の血管造影検査は主に血管造影検査室心臓カテーテル検査室手術室(ハイブリッド手術室、DSAポータブル装置)の3ヶ所で行われています。

血管造影検査室

 血管造影検査室では腹部血管、頭部血管、胸部血管等の造影検査、腫瘍部位へ抗腫瘍剤を注入し、腫瘍に栄養を送る血管を塞ぐ血管化学塞栓術(TACE)、動脈出血の止血塞栓や動脈瘤、動静脈奇形への塞栓術等の治療が行われています。
 緊急を要する治療も行うため、診療放射線技師が24時間待機して対応しています。

IVR装置:Infinix Celeve-i /INFX-8000C(キヤノンメディカル株式会社製)設置年月2015.06
CT装置:Aquilion LB(キヤノンメディカル株式会社製)設置年月2015.06

心臓カテーテル検査室

 心臓カテーテル検査では、心臓疾患の確定診断や重症度診断を行うために、カテーテルを用いて、心臓内腔の心圧測定や心拍出量測定、心臓の血管造影が行われています。
 冠状動脈カテーテル治療(PCI)、上肢動脈や下肢動脈の末梢血管治療(EVT)、頻脈性不整脈を治療するカテーテルアブレーション等が行われています。
 急性心筋梗塞等、緊急検査・緊急治療も行われるので、診療放射線技師は、24時間待機して対応しています。


第1心カテ室:Trinias B8 MiX package(島津製作所製)設置年月2016.06
第2心カテ室:Trinias F12 MiX package(島津製作所製)設置年月2016.09

手術室(ハイブリッド手術室、DSAポータブル装置)

 ステントグラフト内挿術、ペースメーカー植え込み術、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)、末梢血管バイパス術と血管内治療の併用手術(ハイブリッドEVT)、脳動脈瘤塞栓術、脳梗塞血栓回収術、コーンビームCTガイドによる胸腔鏡下肺部分切除術、外傷性動脈損傷や臓器損傷による血管内止血術等、多数の診療科に携わり様々な手術が行われています。
 予定治療だけではなく緊急治療も行われるので、診療放射線技師が24時間待機して対応しています。

ハイブリッド手術室1:Infinix Celeve-i /INFX-8000H
(キヤノンメディカル株式会社製) 設置年月 2018.07

DSAポータブル装置:Cios Alpha(SIEMENS社製) 設置年月 2016.4

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