がんと共に生きる時代 飯塚病院ができること[1]

がんと共に生きる時代 飯塚病院ができること

  • 2018.9.5

 今や、国民の2 人に1 人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代となりました。
しかし、医療の進化と共に、がんは不治の病ではなく、「共に生きる病」になりました。
 今回は、「がんと付き合う」という観点から、地域がん診療連携拠点病院としての
飯塚病院のさまざまな取り組みをご紹介します。

地域がん診療連携拠点病院とは?

 地域がん診療連携拠点病院とは、全国どこでも質の高いがん医療を提供することを目的として、厚生労働大 臣が指定した病院です。当院は2002 年に指定を受け、以下のような役割を果たしています。

  1. 診療
    がんに関連する治療を提供する体制を持ち、地域の医療機関との連携協力体制を整備する。また、そのために必要な医療スタッフや施設、設備を整える。
  2. 研修の実施
    がん医療に携わる医師などを対象に、研修を定期的に実施する。
  3. 情報の収集・提供
    患者さんや地域の方々に、がんに関する情報提供を行うほか、相談窓口を設置する。

 具体的にはどのような取り組みを行っているのか、いくつか例をあげてご紹介します。

がん相談支援センター

がん相談支援センター がんに関するあらゆる心配事についてご相談いただける窓口です。がん相談支援センターでは、専門の研修を受けた「がん専門相談員」がお話を伺い、相談内容に応じて必要であれば、医師や看護師、ソーシャルワーカーや薬剤師など、各分野の専門スタッフにお繋ぎします。当院の受診歴に関わらず、患者さんでもご家族でも無料でご利用いただけます。ご予約は不要ですので、直接窓口にお越しいただくか、電話にてご相談ください。

がん相談支援センターのご案内
《受付》 TEL 0948-29-8925(直通)/平日8:30 ~ 16:30
《場所》 がん相談支援センター(北棟1階 トリアージセンター(11A)内)

飯塚病院のがんサロン「がんコミュ(^^)」

 がん患者さんとそのご家族を対象としたがんサロン「がんコミュ(^^)」を奇数月に開催しています。毎回、がんにまつわるさまざまなテーマでミニレクチャーを行った後、当院の医療スタッフも加わり交流会を行っています。次回開催概要や参加申し込みについては、飯塚病院だよりの「がん情報掲示板」をご覧ください!

「がん地域連携クリティカルパス」の運用

 「がん地域連携クリティカルパス(以下、がんパス)」とは、5 大がん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・ 肝臓がん)と診断され、手術を受けられた患者さんに、安心で質の高い医療を提供できるよう、連携医療機関(かかりつけ医)と連携拠点病院の医師が提携して患者さんの治療経過を共有する取り組みです。
 当院では、筑豊地域の約100件の登録医療機関と連携し運用しています。がんクリティカルパス
 がんパスの一番の特長は循環型のパスであることです。運用が決まれば、患者さんは「私のカルテ」という冊子をかかりつけ医と当院受診時に持参します。双方の医療機関で治療経過の情報などを記載していきます。
 患者さんには、2人の主治医と情報を共有できるという利点がある他、経過観察や日常的な検査はかかりつけ医で、大きな検査や処置は当院でなどの使い分けにより、病院を受診する際の待ち時間が短縮される、といった複数のメリットがある取り組みとして、当院でも年々活用されるようになってきました。

飯塚病院だより 2018年2月号より)

次回は、「がんと付き合う」患者さんとそのご家族のための、食事やリハビリテーション、就労相談等についてご紹介します。続きはコチラ

関連記事