20代~40代の女性に多い子宮の病気[2]

  • 2017.07.10
前回[Vol.1]に引き続き、特に20~40代の女性に知っていただきたい子宮の病気についてご紹介します。いずれ子どもが欲しい・子育ても仕事も頑張りたい女性、そのご家族はチェックしてみてください!

☑あなたはいくつあてはまりますか? 

□ 20代~40代である  
□ 月経量が多く、貧血を起こしたことがある
□ 近いうちに妊娠したいと考えている
□ 今まで婦人科の検診を受けたことがない

これらにあてはまる女性は、子宮筋腫がある可能性があります。子宮筋腫は良性腫瘍のため基本的に治療の必要はありませんが、月経痛や月経過多でお悩みの方、近いうちに妊娠を希望される方などは1 度婦人科検診を受診し、子宮筋腫がないか確認してみましょう。

過多月経による貧血を起こしやすい方は要注意

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にこぶのような筋肉の塊ができた状態です。多くの方が無症状で経過しますが、こぶが出来た場所や大きさによって月経量が増えて貧血を引き起こしたり、周囲の臓器を圧迫して便秘や排尿障害を起こしたりする場合があります。
また、特に自覚症状がなくてもこぶの場所や大きさによっては、出産の際に赤ちゃんの出口をふさいでしまうなど、筋腫が原因で帝王切開になる場合があります。

代表的な治療法

子宮筋腫の治療法は“子宮全摘出”、もしくは筋腫のみを摘出し正常な部分の子宮を残す“子宮筋腫核手術”の2つです。“ 子宮筋腫核手術”の手術法は筋腫ができた場所によって以下のように手術法が異なります。

[1] 子宮の内側に筋腫がある場合“ 子宮鏡下手術”
お腹を切らずに、子宮口から内視鏡カメラを入れて、筋腫の摘出手術を行う方法です。

[2] 子宮の外側に筋腫がある場合“ 腹腔鏡下手術”
お腹に数ヵ所の小さな穴を開け腹腔内の様子をモニター画像で観察しながら筋腫を摘出する方法です。どちらも従来の開腹手術と比べてキズが小さいため、痛みも少なく術後の妊娠も可能です。
ただし、手術中に予期しない出血や悪性腫瘍が見つかった場合などは、開腹手術へ移行する場合や子宮摘出となる可能性があります。また筋腫の大きさや位置によっては最初から開腹手術が望ましい場合もあります。

もし、みなさんが10 ヶ月間好きなところで暮らせるとしたら、どんなところで暮らしたいですか?赤ちゃんは人生最初の10 ヶ月間をお母さんのお腹の中、つまり子宮の中でお母さんと一緒に成長します。
20代~30代のうちから定期的に婦人科検診を受診しておくことは子宮の病気の早期発見に役立つだけでなく、いつか出会う赤ちゃんが最初に暮らす子宮を整えておくことに繋がるかもしれません。
今回ご紹介した病気を含め、気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

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