正しく知っておきたい 不整脈[1]

正しく知っておきたい “不整脈”

  • 2017.11.01

“不整脈”と聞くとどんなイメージを持ちますか?
今回は、不整脈について気をつけるべき症状を中心にご紹介します。

心臓の仕組みと不整脈

心臓の仕組み 心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしています。この働きは心臓内の電気伝達のネットワークによって適切なタイミングで収縮されるように調節されています。
不整脈とはこの電気系統の故障などにより、脈が乱れたり、タイミングがずれたりしてしまうことで起こるものです。不整脈には、脈が速くなる“頻脈”、遅くなる“徐脈”、飛んでしまう“期外収縮”などの種類がありますが、注意すべきなのは症状です。まずは、不整脈を起こした心臓の部分別に症状をご紹介します。

“心室”で不整脈が起こった場合

心室は全身へ血液を送り出す働きをする部分です。そのため、心室で不整脈を起こすと全身に影響が及びます。重篤な場合、突然失神や意識不明などの症状や時には心停止を引き起こします。初期症状はほとんどなく突然起こることが大半です。そこで、症状が起きたら時間との勝負となるため、直ちに医療スタッフによる救命処置が必要です。近くに医療スタッフがいない場合は、近くの方が心臓マッサージやAED を使用した処置を行うことが大切です。

“心房”で不整脈が起こった場合

心房は全身の血液が身体中から戻ってくる部分です。この部分で不整脈を起こすと『動悸がする・息苦しい』などの症状が現れますまた、心房のなかで電気系統が正しく機能せず、脈が速くなるタイプの『心房細動』は、特に高齢者に多く見られ、比較的起こりやすい不整脈です。突然倒れる等のケースは心室での不整脈ほどではありませんが、だからといって放っておくことは危険です。放っておくと不整脈が原因で血流が停滞し血栓が出来やすくなり、それが脳に飛んで脳梗塞を引き起こす原因にもなりかねません。

不整脈が発生した場所によって、症状はさまざまです。突然意識不明になるケースも…。動悸や息切れ等の症状に心当たりがある方は不整脈があるかもしれません。もし不整脈が原因の場合、放っておくと脳梗塞を引き起こしかねません。適切な治療を行い、脳梗塞の予防に努めることが大切です!
飯塚病院だより 2016年10月号より)
次回は筑豊地域で唯一当院のみが行っている治療法を中心にご紹介します!
お知らせ
  • 不整脈の講演会を開催(2017/11/24)
    飯塚病院では、病気の予防と医療機関との上手な付き合い方を学んでいただける『地域医療サポーター養成講座』を開催しています。
    11月24日には当院の循環器内科 部長より「不整脈の基礎知識と対処法」をお伝えします。参加無料です。ぜひお越しください!(詳細はコチラ

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