心療内科

部長 木附 康

TEL 0948-22-3800(内線:5416)

診療科の特徴

 現代はストレスの時代と言われています。ストレスはテロや地震・水害などの脅威的なものから、日常の些細なものまで非常に多くあり、私たちの心と体にさまざまな影響を与えます。当科では、このようなストレスが原因で発症・悪化した疾患を扱っています。

心身症とは

 「心身症とは、身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する」
(日本心身医学会:1991)

 通常の治療を行っているのに予想される改善が得られない場合、心理的因子の影響が疑われるとして、心身両面から治療することになります。また、生活習慣病の発症と経過には、ライフスタイルを介してストレスや心理的要因が多大な影響を与えます。食生活・休養・運動などのライフスタイルの適正化がなかなかうまくいかない時には、ストレスが関係していることが多いのです。

代表的な心身症
循環器系

本態性高血圧症、起立性調節障害

呼吸器系

気管支喘息、過換気症候群、神経性咳嗽

消化器系

消化性潰瘍、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群、呑気症

神経筋肉系

片頭痛、緊張型頭痛、痙性斜頚、書痙、慢性疼痛、自律神経失調症

内分泌・代謝系

糖尿病、単純性肥満症、バセドウ病、摂食障害

皮膚・泌尿器系

円形脱毛症、慢性蕁麻疹、神経性頻尿、インポテンツ

  • 心身症ではないが、ストレスの関与が大きく、心理的ケアを必要とする疾患
     うつ病、不安障害、パニック障害、身体表現性障害、適応障害
    当院では、リエゾン精神科で主に扱っていますが、当科で診る場合もあります。
  • 「心身症では?」と言って紹介されることがあるが、当科の適応ではない疾患
     統合失調症、双極性障害(躁うつ病)、強迫性障害、アルコールや薬物などの依存症
    これらの疾患は、直接リエゾン精神科(アルコールや薬物依存症は依存症専門の病院)へご紹介ください。
  • 当院には現在9名の臨床心理士がいます。当科やリエゾン精神科だけでなく、各科の依頼を受け、心理検査やカウンセリングにあたっています。

心療内科News&Topics

 現代社会においてストレスは多様化し、ストレス関連疾患は今後益々増加していくことが予想されます。軽症あるいは発症初期の患者さんへの対応は、プライマリの先生方が担われているため、心身医療の知識やスキルを理解しやすく実践的な形でお伝えしていきたいと考えています。
 また、高齢化が進み深刻化する医療経済状況において、「疾病予防」や「健康寿命延伸」が重要視される時代になっています。そこで、心身医学の立場から予防医療へ貢献するための準備を進めていきたいと思っています。
 更に、個々の患者さんにとって最適な医療の実践のため、診療のみでなく、チームでの患者対応スキルの向上を目指し、心療内科医と臨床心理士が参加したチーム全体での勉強会を現在開催しています。

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スタッフ紹介

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外来担当スケジュール(予約制)

詳細はコチラ

●当科にご紹介される際のお願い ―必ず、お電話での予約をお願いします―
 心身症の診断・治療では、まず詳細な問診が必要です。
 現病歴・既往歴だけでなく、生育歴・家族関係・学校や職場の人間関係など、詳しく伺う必要があります。身体の診察・検査もありますので、初診は約1時間かかります。ですから、当科では初診日と再来日は異なる日に分けて診療しております。初診日は水曜と金曜です。初診・再診とも完全予約制です。
 また、患者さんをご紹介いただく場合には、紹介状(診療情報提供書)をお持たせ下さいますよう、お願い申し上げます。

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2016年診療実績

病名 男性 女性
心身症 46 14 32
循環器心身症 1 0 1
呼吸器心身症 5 2 3
消化器心身症 10 2 8
内分泌系心身症 0 0 0
その他心身症 30 10 20
自律神経失調症 11 4 7
摂食障害 2 0 2
頭痛 5 2 3
その他 12 4 8
うつ病・うつ状態 40 9 31
不安に伴う疾患 42 20 22
パニック障害 7 4 3
不安障害 34 15 19
社交不安障害 1 1 0
疼痛性障害 2 0 2
不眠症 10 6 4
その他 66 21 45
更年期症候群 2 0 2
適応障害 10 2 8
身体表現性障害 2 1 1
その他の精神疾患 46 15 31
その他の身体疾患 6 3 3
総計 206 70 136