精神神経科

リエゾン精神科 部長 光安 博志 / 一般精神科 部長 本田 雅博

TEL 0948-29-8031(外来直通)

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リエゾン精神科

診療科の特徴

 リエゾン精神科の主な活動についてご案内します。当科はいわゆるコンサルテーション・リエゾン精神医学の領域の活動を担っており、一般病棟での精神症状の相談に応じるコンサルテーション・リエゾン活動および心身合併症センター(西3階病棟)に入院している患者さんの精神面の診療を行っております。
 飯塚病院の西3階病棟は、元々精神科の開放病棟でしたが、平成17年7月に「心身合併症センター」として開設されました。現在は、50床(一般46床、ハイケアユニット4床)となっております。心身合併症センターでは、身体疾患と精神症状を合併しているため、治療・管理が困難な症例について、身体管理を担う主治医と、精神症状の管理を担う精神科医が共同で治療にあたっています。
 また、平成25年度からは、「精神科リエゾンチーム」の活動を開始しており、一般病棟に入院している患者さんの精神症状に対して、認定看護師、臨床心理士、作業療法士、薬剤師、PSWなどの多職種がそれぞれの専門の能力を発揮しながらチームとして対応しています。
 リエゾン精神科は、このような院内における身体疾患の治療、管理に支障を及ぼす精神症状への介入、コンサルトへの対応を行っています。特に高齢の方においては、元来精神面に問題がない場合でも、身体疾患に罹患され、入院という環境変化があると、新たにさまざまな精神的な問題、症状が生じることは決して珍しくありません。その為、当院のような総合病院におけるリエゾン精神医療は、患者さんの治療、QOL向上のために重要であると考えています。
 また当院は、筑豊地域周辺の精神科病院および精神科クリニックをはじめとした各医療機関と連携を取りながら、精神疾患を抱えた症例の身体疾患の入院治療の場としての役割も大きく期待されていると認識しております。
 このように当科はリエゾン精神医療を通じて筑豊地域の地域医療に貢献していきたいと考えています。

リエゾン精神科News&Topics

 平成28年4月1日より飯塚病院に「リエゾン精神科」が発足いたしました。リエゾン精神科は当院の特徴である「心身合併症センター」および「精神科リエゾンチーム」の活動を含むコンサルテーション・リエゾン精神医療の診療内容をより充実させ、質の向上をはかることを目的として設立されたリエゾン精神医療を専門とする診療科です。リエゾン精神科のメンバーは部長1名(光安)、常勤医2名(廣瀬、土屋)で構成しています。
 リエゾン精神科では院内の身体科の医療スタッフおよび一般精神科との連携をとりながら、筑豊地域の精神と身体の問題を抱えた患者さんの診療に貢献したいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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一般精神科

診療科の特徴

 飯塚病院には、脳・神経に関する科として、精神神経科の他にも、脳神経外科、神経内科、心療内科などがあります。精神神経科ではその中でも、純粋な精神疾患について特に重点的に診療しています。いずれの科に紹介すべきかご不明な場合には、適切な診療科をご案内させていただきます。
 また、ソーシャルワーカー、作業療法士、臨床心理士など、多職種のコメディカルが精神神経科に配属し、それぞれの分野を担当しています。
 急性の身体疾患を有しない老年期の症例については、原則として外来加療までの対応であり、入院加療を行っておりません。勿論、身体疾患を有する事例については、リエゾン精神科に依頼し、他科との診療連携のもと、当院としても全力を尽くします。
 また、アルコール、シンナー、その他の薬剤による、依存を中心とした精神症状についても、原則として入院を受けておりません。もし来院された場合は、適切な専門病院にご紹介しております。
 当科は、上記領域以外について、急性期から慢性期までの精神症状の治療に対応可能であり、社会復帰にも力を入れ、運営しています。外来のみのクリニックに掛かりつけで状態悪化の事例についても、今後、一般精神科としては一時的入院の受け入れを検討していく予定であります。
 社会復帰、即ち精神的回復期については、以前より、看護師等による訪問看護や、作業療法士による作業療法も行っております。更には、平成16年よりデイケアも開設し、精神科リハビリに力を入れております。
 患者さんの治療と社会復帰について努力し、地域に貢献していく所存です。

一般精神科News&Topics

 精神科診療を細分する場合、純粋な精神疾患を扱うか、精神疾患と身体疾患を併発した症例を扱うか、見方によっては、大きくこの2つに分けられると言えます。上記2領域は、一般精神医学とリエゾン精神医学と換言できます。
 当院の一般精神科では、西1階(急性期病棟)、西2階(慢性期病棟)、精神神経科デイケア(外来リハビリ)、以上の3フロアを有しており、急性期から回復期まで全てに対応可能です。
 当科では、総合病院としての特色を活かしながら、60年の伝統を持ち続けております。今後も、当科の独自性を維持し、新しいものを生み出しながら、地域医療に尽くしていきたいと思います。

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スタッフ紹介

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外来担当スケジュール(予約制)

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※初診時には原則として紹介状が必要です。

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精神科デイケアセンター「エスポワール」

 飯塚病院の精神科は3病棟から構成され、合計定床138床を有し、合併症の治療とリエゾンを多く行っています。退院後や外来患者の支援活動としては、訪問看護に加えてリハビリに向けた作業療法を行っていました。しかし、作業だけでは支援の不十分さもありました。
 社会的な状況としては、精神疾患・障害への偏見や差別もあり、周囲の人の理解が得られ難い現状もあります。精神疾患は、精神症状だけでなく身体機能・認知機能も低下しているため、地域での生活に支障をきたす場合がしばしばあります。また、通院中断などにより、再び悪化する事も少なくありません。さらに入院が長期になると、ますます地域生活での適応に困難が生ずるため、早期の入院・治療・退院が必要となります。
 当院では、こうした状況を踏まえ、精神科デイケア「エスポワール」を開設しています。通常の外来診療は短時間であり、入院治療とのギャップが大きいと言えます。これに対し、外来患者さんを昼間に受け入れできる環境を作り、このギャップを埋め、長期患者の退院促進と社会復帰に向けた精神科リハビリを目指す事が、精神科デイケアの意義であります。
 今日の精神科デイケアは多種多様で、実施日数やプログラム、施設の規模、地域の役割によって内容が分かれます。当院としても、一般病院の精神科デイケアを踏まえ、総合病院の精神科としての役割、地域との連携・役割分化などを考慮したプログラムを考えています。特に神経症・抑うつ傾向の患者さんを対象に、リラクゼーションやストレスケア、基礎体力の向上などを目的としたプログラムもご用意しております。対象となる方をご存知でしたら、お気軽にご相談ください。

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2015年診療実績

入院患者疾患別内訳
  総数 急患 在科日数
(平均)
年齢
(平均)
統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害 44 31 17 27 367.4 52.5
統合失調症 38 26 16 22 415.6 50.6
妄想性障害 3 3 0 3 70.7 65.8
その他 3 2 1 2 54.3 61.5
気分障害 34 25 12 22 78.5 58.4
うつ病エピソード 24 18 10 14 76.8 62.3
双極性感情障害 9 7 1 8 87.6 46.9
その他 1 0 1 0 37.0 69.0
症状性を含む器質性精神障害 14 9 7 7 123.6 69.6
アルツハイマー型認知症 6 4 1 5 63.8 85.2
てんかん性精神病 3 3 3 0 139.0 43.7
せん妄 1 0 1 0 228.0 71.0
その他の器質性精神障害 4 2 2 2 175.8 65.3
神経症性、ストレス関連および身体表現性障害 11 2 1 10 23.8 57.1
不安障害 1 1 0 1 1.0 46.0
適応障害 10 1 1 9 26.1 58.2
精神作用物質使用による精神および行動の障害 9 6 7 2 58.9 48.7
アルコール依存症 5 2 4 1 44.6 56.0
アンフェタミンによる障害 1 1 1 0 12.0 39.0
その他 3 3 2 1 98.3 39.6
精神遅滞 3 2 2 1 60.3 61.0
摂食障害 2 1 0 2 79.0 49.0
境界型人格障害 2 2 0 2 118.0 50.0
広汎性発達障害 1 1 1 0 222.0 35.0
その他 10 6 4 6 220.1 69.7
限局性脳萎縮 4 3 3 1 415.0 63.5
レビー小体病 4 1 0 4 42.5 81.3
てんかん 2 2 1 1 185.5 59.0
総計 130 85 51 79 187.4 57.3