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ペインクリニック科

部長 小畑 勝義

TEL 0948-22-3800(代表)

診療科の特徴

 痛みは、身体に生じた異常事態を知らせる警告反応として大切な役割を持っています。しかし、痛みの原因が明らかとなった後、痛みは私たちにとって有益な存在から不必要な、さらには有害な存在へと変わっていきます。警告の役割を終えた痛みが長く存在すると、より強い痛みや新しい痛みが現れてくる、いわゆる痛みの悪循環が生じます。痛みが長期化すると私たちの生活の質(Quality of life:QOL)を低下させることにもなります。このような状態に陥った時はもちろんのこと、陥りそうな時には身体的や精神的な苦痛を適切に緩和することがとても重要になります。

 ペインクリニックでは、神経ブロック療法や薬物療法などのさまざまな方法を用いて、有害な痛みを緩和するための治療を行っています。痛みの治療にあたっては、専門的な知識と技術をもとに、症状や身体所見から痛みの原因を診断し、適切な検査や治療を行います。

 痛みの種類は、本来の痛みの機能に由来する痛み(侵害受容性疼痛)、病的な痛み(神経障害性疼痛)、心情と密接に関係する痛み(心因性疼痛)など多種多様ですが、心因性のものを除く全ての痛みがペインクリニックの対象となります。部位別にみても、頭部・顔面痛・頚肩腕痛・胸背部痛・腹痛・腰下肢痛など、身体のあらゆる箇所の痛みが対象となります。病気の種類としては、片頭痛をはじめとする頭痛全般、三叉神経痛、筋骨格系疼痛、帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛、がん性疼痛、閉塞性動脈硬化症やバージャー病、膠原病などによる難治性潰瘍、術後痛、複合性局所疼痛症候群、幻肢痛、引き抜き損傷後疼痛などがあります。

 当科では、患者さん一人ひとりの身体的状況やライフスタイルを考えて、QOLの維持と向上を最終目標に治療内容を選択していきます。具体的な治療方法としては、神経ブロックをはじめ薬物療法、光線療法、東洋医学的療法などがあります。理学療法や心理療法を行うこともあります。また、これら専門性の高い技術を用いて突発性難聴、顔面神経痳痺、顔面痙攣など痛みを伴わない疾患の治療も行っています。

 このような痛みに対する治療は、早ければ早いほどその治療効果も高く、遅くなれば治療が難しくなったり、痛みが慢性化したり、より強くなることもあります。痛みが強い場合や長く続く場合は、我慢しないで、痛みの治療を専門とするペインクリニック医にご相談ください。

ペインクリニック科News&Topics

 1990年より麻酔科医として在籍し、2017年4月よりペインクリニック科部長となりました。2018年度も入院患者限定でのペインクリニック診療を行って参ります。2018年度は診療に関連するコードやシステムなどの診療体制の整備を進め、少しずつ外来診療にも従事出来るよう努力する所存です。外来での疼痛緩和を強く望まれる場合には、それぞれの当該診療科の先生方へのお伝えいただけると幸いです。

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