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脳卒中センター

脳卒中センター長 高瀬 敬一郎

診療科の特徴

 筑豊地区の脳卒中急性期診療のレベルアップを目標として、2001年5月より脳卒中センターを開設・運営しています。24時間365日断らない脳卒中医療を目指しています。
 脳卒中医療はチーム医療であり、救急部、神経内科、脳神経外科、画像診療科、循環器内科、リハビリテーション科、ふれあいセンターのスタッフが緊密に協力して診療しています。脳卒中が疑われる場合には直ちに頭部CT検査を行い、頭蓋内出血が認められれば脳神経外科が、それ以外の場合には神経内科が担当いたします。急性期は脳卒中集中治療室(Stroke Care Unit; SCU)、または脳神経外科集中治療室(Neurosurgical Care Unit; NCU)、高度集中治療室(High Care Unit; HCU)に入院していただきます。動脈瘤破裂によるクモ膜下出血には動脈瘤クリッピングや血管内治療を行い、出血の部位にもよりますが31ml以上の血腫や小脳の出血については血腫除去手術を行います。脳梗塞については基本的に薬物治療となります。2005年に脳梗塞に対する超急性期血栓溶解療法(tPA静注療法)が認可されて以降、当神経内科でも積極的に施行して参りました。まず、発症4.5時間以内に発症した脳梗塞で、禁忌例や慎重投与例に該当しないかを判断します。さらに病歴聴取、神経学的評価、採血検査、頭部CTやMRIによる検査、説明と同意などに1時間は必要です。したがって、4.5時間以内に治療を開始するためには、少なくとも発症後2.5時間以内には病院に到着しておかなければなりません。「脳卒中かもしれない」と思ったときにはためらわずに119番に電話することが大切です。また当院では急性期の脳血管内治療は行っておりませんが、症例によっては脳血管内治療を行っている他院への搬送を行うこともあります。
 飯塚病院は脳卒中の急性期医療を行う施設です。したがって、急性期の治療が一段落したあとのリハビリテーションは、基本的に他の施設で行っていただくことになります。当院の特色として、脳卒中地域連携パスを導入しています。これは、脳卒中後の麻痺の早期回復やADL維持・向上のために、他施設での回復期リハビリテーションや維持期リハビリテーションへの移行をスムーズにするためのもので、非常に有用なものと考えています。今後も皆様のご協力をお願いいたします。

主な検査・医療設備

 CT(3D可)、MRI、MRA、頸動脈超音波検査、経食道超音波検査、心臓超音波検査、DSA、脳血流シンチ、高次脳機能検査、SCU、NCU、HCU