麻酔科

部長 尾崎 実展

TEL 0948-22-3800(内線:2831)

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診療科の特徴

 現在、常勤スタッフ9名(麻酔科専門医6名、専攻医3名)、初期研修医(2~3名)、非常勤医師(3~5名)で運営しています。業務の大半は手術麻酔です。外科系診療科全ての麻酔依頼症例に対応しています。また、消化器内科医による長時間の消化管内視鏡手術の全身麻酔依頼にも対応しています。2017年度の麻酔科管理症例数は、前年度より62例増加し、4,366症例となりました。全身麻酔(吸入麻酔、完全静脈麻酔)、部分麻酔(硬膜外麻酔、腰椎くも膜下麻酔、各種神経ブロック等)および各種鎮静法を組み合わせ、患者さんの状態と手術の内容に応じて最適と考えられる方法で麻酔を行っています。
 麻酔科医が麻酔管理を行う場合、手術の前に麻酔のための診察と説明を行います。これまでは手術の前日に病室に伺い診察と説明を行うのが通常でしたが、診察の結果、追加の検査や常用薬の調整などが必要となった場合、手術の予定が延期になることがあります。このような事態を回避するため、また、休日や手術当日の入院、外来手術に対応するため、麻酔科術前診察の外来へのシフトをすすめています。
 手術にあたって患者さんが心配になることは手術後の痛みではないでしょうか。当院では早くからPCA(Patient Controlled Analgesia:自己調節鎮痛)を導入し、術後痛の軽減に積極的に取り組んでいます。ボタンを押すと痛み止めが自動的に入る機械を用い、患者さんご自身で痛み止めの調節をしていただくものです。痛みで動けずにじっと横になっていると、肺塞栓症をはじめとしたさまざまな合併症が起こりやすくなります。術後早期からリハビリを行うことが合併症の予防と手術後の回復を促します。麻酔科医を中心に医師、看護師、理学療法士が協力しPOPS(Postoperative Pain Service:術後痛補助)チームとして患者さんの術後の痛みに対応し、早期離床のお手伝いをしています。

麻酔科News&Topics

 麻酔科術前外来診察では、初対面の患者さんの麻酔リスクを評価し、麻酔法や合併症、術前準備の詳細を説明し理解していただく必要があります。1人あたり30分の完全予約制となっていますが、外来担当麻酔科医が、初めてお会いする患者さんに限られた時間で麻酔の詳細をお伝えすることはなかなか難しく、時間が超過し次の患者さんをお待たせする事態もしばしば生じていました。これを解決するため、麻酔医による麻酔法・麻酔リスク説明後に、手術室看護師が麻酔医の指示に従い麻酔の詳細な説明を行うようにし、診療の効率化を図りました。この診療システムは2段階の丁寧な説明でわかりやすいと患者さんに好評のようです。

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スタッフ紹介

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2017年診療実績

1)麻酔方法
麻酔法 2017年 2016年
全身麻酔(吸入麻酔) 1,540例 35.3% 34.2%
全身麻酔(静脈麻酔) 489例 11.2% 11.5%
全身麻酔(吸入+硬膜・脊椎・伝達) 1,295 例 29.7% 29.4%
全身麻酔(静脈+硬膜・脊椎・伝達) 48例 1.1% 2.6%
脊椎+硬膜外 852例 19.5% 18.9%
硬膜外麻酔 8 例 0.2% 0.1%
脊椎麻酔 70例 1.6% 1.8%
伝達麻酔 23例 0.5% 0.4%
その他 41 例 0.9% 1.0%
2)手術症例の年齢分布
年齢区分 2017年 2016年
~1ヶ月 8例 0.2% 0.2%
~12ケ月 20例 0.5% 0.9%
~5歳 133例 3.0% 2.7%
~18歳 238例 5.4% 5.4%
~65歳 1,908例 43.7% 44.9%
~85歳 1,795例 41.1% 40.2%
86歳以上 264例 6.0% 5.7%
3)偶発症
分類 2017年 2016年
1.危機的偶発症
心停止 3例 6.9 2.3
高度低血圧 5例 11.4 4.6
高度低酸素血症 0例 0 2.3
高度不整脈 1例 2.3 4.6
その他 0例 0 0
2.神経学的偶発症 0例 0 0
3.その他の神経学的偶発症 0例 0 0
4.その他 1 例 2.3 0
合計 10 例 22.9 13.8