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救命救急センター

救命救急センター所長 兼 救急部長 奥山 稔朗

TEL 0948-22-3800(代表)

診療科の特徴

1. 診療対象

 当センターは、人口43万人の筑豊唯一の救命救急センターとして1982年に開設され、2016年で満34年となりました。センターの役割は、緊急手術、集中治療を必要とする重症患者の診療で、24時間救急車搬送患者の対応を行っており、2015年の救急車受入件数は7,846件に達しました。

2. 医師勤務体制

 夜間帯においても院内約35名、院外約15名の待機医師により診療体制が敷かれています。救急車搬送例に対しては救急部医師が担当し、ウォークイン外来においては外科および内科担当医が、また小児科診療においては、小児科担当医および地域の小児科開業医の有志の先生方による、地域連携ささえあい小児診療が展開されております。
 各科の管理部長以上の職位にある医師が、交代で管理当直として院内に待機しており、災害時等には院長代行として高度の判断を行っております。

3. 看護スタッフ勤務体制とトリアージ

 救急外来の看護師は専任約30名で業務に当たっております。時間外には各病棟の看護師長、主任が交代で管理師長として救命救急センターで勤務しています。災害時や各種トラブル時には看護部長代行として対応しています。
 救急車以外で来院される1日100名程度の患者さんの中にも重症な患者さんが混在するので、トレーニングを受けた看護師がトリアージを行い、診察・治療の優先順位を決めています。

4. ER-Aide(イーアール エイド)

 ER-Aideとして、臨床工学技士や救急救命士、臨床検査技師資格など、医療系の国家資格を有するスタッフが、医師・看護師業務を補助する役割を担っております。また事務を担当する職員も同様に、多くのサポート業務を行っております。

5. 入院病棟

 救命救急センターには、重症患者治療のため61床(ハイケア棟2階のH2救急20床、東病棟2階のICU・CCU合わせて11床、東病棟4階のE4救急16床、東病棟6階のE6救急14床)の病床を有しています。救命救急センターからの重症度の高い患者さんがこれらの病棟で急性期の治療を受けることとなります。

救命救急センターNews&Topics

 2016年度は福岡県の救急体制にとって、大きな変革が訪れそうです。
 これまで救急救命士にとって心肺停止状態においてのみ可能であった静脈路確保手技が、厚生労働省の処置範囲の拡大方針により、心肺停止前に実施可能となりました。また低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与も可能になり、患者さんの救命率の向上が目指せる様になりました。さらには救急現場の指導体制の充実や、メディカルコントロール体制の強化・円滑化を図ることを目的とした指導救命士制度の導入や、これまで小児のみに限定されていた救急医療電話相談体制が、成人に拡大されることなども計画されております。
 わが国の救急診療体制も徐々に充実することになり、救急医療の新しい時代の訪れを感じる1年となりそうです。