循環器内科

部長 井上 修二朗

TEL 0948-29-8036(外来直通)

診療科の特徴

 筑豊地域を代表する急性期病院として、質の高い高度医療を提供することが当科の使命と考えています。循環器専門医研修施設、心血管インターベンション学会研修施設、不整脈専門医研修施設として、医師として臨床の研鑽を積むのにも最適な施設です。News and Topicsにも記した新たな取り組みにより、重症患者に対しても当院で治療を完結出来る体制が整いつつあります。

冠動脈疾患
高度石灰化や慢性閉塞病変、多枝疾患など難治性病変に対する冠動脈形成術、重症下肢虚血患者に対する末梢血管形成術など技術的に高度な血管インターベンションを高い成功率で施行しています (2017年: PCI 433例/年、 EVT 72例/年)。
不整脈疾患
心房細動、その他全ての頻脈性不整脈のカテーテルアブレーションの件数が増加しました(2017年:ABL 229例/年)。徐脈性不整脈に対する永久ペースメーカー植え込み(PM)、致死性不整脈に対する植え込み型除細動器(ICD)、心不全に対する両心室再同期療法なども施行しています(2017年:PM 新規 68例、ICD 新規 11例、CRTP/D 新規 10例/年 )。
心不全
あらゆる心疾患の終末像として迎える、心不全のコントロールは最も重要です。心不全の病態改善のために、冠動脈疾患や不整脈に対する侵襲的治療のレベル向上に取り組んでいます。また筑豊地域は高齢の心不全患者が多く、再入院予防のため、心不全の患者教育に力を入れ、退院後も外来での心臓リハビリテーションも併用し、心事故予防に努めています。

 重症患者に対する貴重な治療経験を糧に、多岐にわたる循環器疾患を適切に診ることが出来る医師を育てることが目標です。2018年度も患者個々への治療最適化、良質な医療提供を目指していきます。

循環器内科News&Topics

  1. 中池医師、中野医師、竹上医師、内野医師が異動により退職し、2018年4月に川上医師、吉田医師がそれぞれ着任し、総勢12名体制で循環器診療を行っています。
  2. 2017年度は不整脈アブレーションの症例数が倍増し、難治性心不全に合併した心房細動や心室頻拍など、より進行した病期で合併する不整脈に対しても治療件数、成績が向上しました。
  3. 2018年度、ハイブリッド手術室完成後に大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁置換術(TAVI)施行を予定しています。心臓血管外科・麻酔科およびコメディカルスタッフと多職種からなるTAVIチームを結成し準備中です。
  4. より高度な循環器画像診断の整備:2018年1月に256列CTが導入され、より少ない造影剤で高精度の冠動脈CT撮像が可能になりました。心臓MRIの活用、心臓PET-CT導入により心筋症の診断精度が向上しました。
  5. 人口の高齢化・医療の進歩による長寿命化により、増加する高齢者心不全に対して地域全体で対応するシステム作りを進めていきます。再入院減少、在院日数短縮に向けて、多職種からなる心不全チームを充実させ、地域連携を推進します(心不全ケア科と連携)。緩和ケア科と連携し心不全緩和医療の取り組みも開始しました。

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スタッフ紹介

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外来担当スケジュール(再診は予約制)

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※初診時には原則として紹介状が必要です。

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2017年診療実績

2017年入院主病名(循環器主要疾患):例数

総入院患者数:1,574人  平均年齢 72.4歳  急患数 891人(56.6%)
死亡 38人(2.4%)  平均在院日数 12.9日

来院時心肺停止 8 心不全・肺水腫 451
急性心筋梗塞 127 肥大型心筋症 8
亜急性心筋梗塞 6 心筋症・拡張型心筋症 10
陳旧性心筋梗塞・
虚血性心筋症
18 たこつぼ心筋症 5
不安定狭心症 83 心臓弁膜症 35
労作性狭心症 67 先天性心臓病 0
狭心症 74 川崎病 0
冠攣縮性狭心症 23 急性大動脈・動脈解離 24
無症候性心筋虚血 76 動脈瘤・大動脈瘤 5
PCI後フォローアップ 3 閉塞性動脈硬化症 60
その他の虚血性心疾患 2 急性動脈閉塞 2
失神発作 6 その他の大動脈・
動脈疾患
3
心房細動 169 高血圧症・
高血圧性心臓病
2
心房粗動・心房頻拍 21 原発性肺動脈性肺高血圧 5
洞不全症候群 32 その他の肺高血圧
房室ブロック 35 肺動脈血栓塞栓症 19
WPW症候群 2 深部静脈血栓症 8
上室頻拍 32 心タンポナーデ・
心のう液貯留
14
心室性期外収縮 4 心筋炎 4
心室頻拍・心室細動 16 心膜炎・心外膜炎 3
ブルガダ症候群 2 収縮性心膜炎 1
睡眠時無呼吸症候群 23 感染性心内膜炎 4
心アミロイドーシス 1 悪性腫瘍 3
心サルコイドーシス 0 肺炎・気管支炎 12
電解質異常 5 急性呼吸不全・ARDS 2
腎不全 6 心臓手術後コントロール 14
消化管出血 4 その他 32
脳血管障害 3

心カテ総数:1,388(緊急心カテ 215:15.4%)

EP study(カテーテル・.アブレーションを含む) 250
カテーテル・アブレーション 229
冠動脈インターベンション(PCI) 433 
(緊急PCI:140(32.3%))
成功率 98.4%
POBAのみ 27
(内drug-coated balloon:9)
ステント 399症例, 600個
DCA 3
ロータブレータ使用 39
PTA 72
下大静脈フィルター 12(内 他科入院中:9)
PTSMA
PTMC 2
PTAV 6

心筋梗塞データ

心筋梗塞症例数* 133例
平均年齢:68.4歳
男女比:男/女=95/38、男性 71.4%
予後:死亡=5(3.8%)

(*心筋梗塞症例数=急性心筋梗塞症例数+亜急性心筋梗塞症例数とした)

心筋梗塞の診断と治療

緊急冠動脈造影施行 125  
緊急PCI 119 (成功率 99.1%)
ステント 105  
POBAのみ 14  
PCI不成功 1  
冠動脈造影のみ 6  
緊急CABG症例 1