耳鼻咽喉科

部長 麻生 丈一朗

診療科の特徴

 2017年度も飯塚病院耳鼻咽喉科では、従来通り常勤医師2名体制で診療を行っています。加えて、非常勤医師として中島 格名誉教授(久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座)にも外来診療にあたっていただいています。外来診療は月曜日から金曜日の午前中のみで、受診する際にはクリニックや病院からの紹介状が必要となります。また、月曜日の午後、および水曜日・金曜日の終日を手術日としています。多くは全身麻酔下の手術を行っており、入院期間は症例によっても異なりますが、おおよそ1週間程度となっています。手術内容は、扁桃肥大・慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術、慢性中耳炎・中耳真珠腫に対する鼓室形成術、声帯ポリープなどの声帯病変に対する喉頭微細手術、甲状腺や唾液腺などの腫瘍、および頭頸部癌に対する頸部手術などです。また、頭頸部悪性腫瘍に対する化学放射線療法に加え、緊急入院の対象となるような扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、頸部膿瘍、突発性難聴、顔面神経麻痺などに対しても治療を行っています。
 当科の特徴は、内服や処置による内科的治療(保存的治療)と、手術による外科的治療を併せて行っていることです。やみくもに手術を行うのではなく、適応症例を見極め、保存的治療とのバランスを取りながら治療にあたっています。筑豊地域では手術と入院治療が可能な、数少ない耳鼻咽喉科施設として、より一層力を発揮していきたいと思っています。
 筑豊地域の中核病院として、地域医療機関との連携を大切にしながら、皆様のニーズに応えられるような医療を目指してがんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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●頭頸部癌に対する治療

 従来、当科では頭頸部癌に対する拡大手術を含めた集学的治療を行っていましたが、近年は他院に紹介することがほとんどで、当科で扱う症例は少なくなっていました。マンパワー不足は変わりませんが、2016年7月からは徐々にその症例数を増やしていくことを目標としています。具体的には、早期癌に対する化学放射線療法、進行癌に対する導入化学療法に加え、リンパ節転移を伴う進行癌に対する手術、喉頭全摘などの拡大切除を必要とする手術などです。これらは当科のみでは行うことはできず、他科との連携を取りながら、診療にあたっています。今後も徐々に守備範囲を広げると共に、治療の質を向上させ、より一層地域のがん診療に貢献していきたいと考えています。

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スタッフ紹介

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※初診時には原則として紹介状が必要です。

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2016年診療実績

手術症例内訳
病名 総数 急患 手術件数
悪性腫瘍 36 3 25 26 10
喉頭悪性腫瘍 10 2 4 10 0
甲状腺悪性腫瘍 9 0 9 5 4
悪性リンパ腫 7 0 7 3 4
咽頭悪性腫瘍 3 0 1 3 0
口腔・舌悪性腫瘍 2 1 1 0 2
耳下腺悪性腫瘍 2 0 1 2 0
その他 3 0 2 3 0
良性腫瘍 19 2 17 9 10
耳下腺良性腫瘍 7 1 6 4 3
甲状腺・副甲状腺良性腫瘍 4 0 4 0 4
口腔・咽頭・喉頭良性腫瘍 3 1 2 3 0
良性脂肪腫 3 0 3 2 1
顎下腺良性腫瘍 2 0 2 0 2
良悪不詳の腫瘍 3 0 3 0 3
咽頭・扁桃・喉頭疾患 150 85 67 99 51
扁桃周囲膿瘍 45 45 0 35 10
慢性扁桃炎 32 3 29 23 9
急性扁桃炎 17 16 0 9 8
急性喉頭炎 16 16 0 8 8
アデノイド肥大を伴う扁桃肥大 15 0 15 10 5
扁桃肥大 10 0 10 6 4
声帯ポリープ 5 0 5 3 2
声帯のう胞 3 0 3 1 2
急性咽頭炎 1 1 0 0 1
その他 6 4 5 4 2
鼻・副鼻腔疾患 35 1 33 21 14
慢性副鼻腔炎 23 0 22 13 10
鼻中隔弯曲症 5 0 5 4 1
副鼻腔嚢胞 5 1 5 2 3
その他 2 0 1 2 0
外耳・中耳・内耳疾患 26 2 24 15 11
中耳真珠腫 13 0 13 7 6
慢性中耳炎 9 0 9 5 4
外耳道真珠腫 2 0 2 2 0
その他 2 2 0 1 1
顔面神経麻痺 3 3 0 0 3
その他 75 39 17 42 33
突発性難聴 41 22 0 25 16
鼻出血 11 11 1 7 4
IgA腎症 4 0 4 1 3
唾石症 4 0 4 2 2
鰓溝嚢胞 2 0 2 2 0
その他 13 6 6 5 8
総 計 347 135 186 212 135